2020.03.09
QNAP
QNAP NASの全OS検証完了しました
今回、フォースメディア様ご協力の元、QNAP NASのQTS、QES(シングル構成)、QES(デュアル構成)にて、弊社主要UPSでの、SSHを使用したQNAPシャットダウン・自動起動検証を行いました。
【検証 1 】 ES1640dc v2 (QES デュアルコントローラー)
■シャットダウン手順
シャットダウンボックスおよびUPS 2モデルの3パターンでシャットダウン検証を実施しました。
手順① SCA (QES)に SSHログインし、シャットダウン実行
手順② SCB (QES)に SSHログインし、シャットダウン実行(手順1と同時実行)
手順③ 全ノードのping疎通停止を待機
※画像はシャットダウンボックスから実行した場合の例
■検証結果
3パターンとも、ES1640dc v2のシャットダウンに成功しました。
SCB停止 約1分10秒
SCA停止 約1分50秒
LED消灯 約1分50秒
スクリプト完了 約6分20秒
■起動手順・検証結果
※ES1640dc v2 (QES) のコントロールパネル「電源」-「電力復旧」の画面にて、「NASを自動的にオンにする」に設定します。
手順① 電源投入 (電源ケーブルを抜き、背面LED消灯後に再度電源ケーブルを接続)
手順② 両コントローラーが自動起動
起動までの所要期間 – 約6分02秒 (ping疎通まで)、約8分46秒 (Web画面表示まで)
【検証 2】TES-1885U (QES シングルコントローラー)
■シャットダウン手順
シャットダウンボックスおよびUPS 2モデルの3パターンでシャットダウン検証を実施しました。
手順① SSHログインし、シャットダウン実行
手順② ping疎通停止を待機
※画像はシャットダウンボックスから実行した場合の例
■検証結果
3パターンとも、TES-1885Uのシャットダウンに成功しました。
SCA停止 約1分50秒
LED消灯 約1分50秒
スクリプト完了 約6分20秒
■検証結果
※TES-1885U (QES) のコントロールパネル「電源」-「電力復旧」の画面にて、「NASを自動的にオンにする」に設定します。
手順① 電源投入 (電源ケーブルを抜き、背面LED消灯後に再度電源ケーブルを接続)
手順② TES-1885Uが自動起動
起動までの所要期間 – 約7分13秒 (ping疎通まで)、約8分15秒 (Web画面表示まで)
【検証 3】 TVS-1272XU-RP (QTS)
■シャットダウン手順
シャットダウンボックスおよびUPS 2モデルの3パターンでシャットダウン検証を実施しました。
手順① QTSに SSHログインし、シャットダウン実行
手順② ping疎通停止を待機
※番号および矢印は SDB からの実行例です。
■検証結果
3パターンとも、ES1640dc v2のシャットダウンに成功しました。各手順の結果と所要時間は以下の通りです。
QTS停止 約1分32秒
LED消灯 約2分07秒
スクリプト完了 約6分20秒
※ poweroffコマンド受付時にブザーが鳴動します。
※シャットダウン所要時間は、データ量、プロセス数などにより大きく変動します。
■起動手順・検証結果
TVS-1272XU-RP (QTS) のコントロールパネル「電源」-「電力復旧」の画面にて、「NASを自動的にオンにする」に設定します。
手順① 電源投入 (電源ケーブルを抜き、背面LED消灯後に再度電源ケーブルを接続)
手順② コントローラーが自動起動
起動までの所要期間 – 約4分41秒 (ping疎通まで)、約9分26秒 (ブザー鳴動まで)
【まとめ】
QNAP NASの自動シャットダウン、自動起動が可能であることを確認しました。
UPSのバックアップ時間は最低8分を推奨します
(停電確認時間 2分 + シャットダウン時間 6分)
(参考) 検証機器バージョン
シャットダウンボックス UPSS-SDB03-V | Ver.1.10 |
UPS UPSS-10SP007N3 | Ver.5.01.01 |
UPS UPS-10A3-010RM-NB6/5 | |
QNAP デュアルコントローラーNAS ES1640dc v2 |
SCA : QES 2.0.0(ES-DUAL_20190131-2.0.0.0653) SCB : QES 2.1.0(ES-DUAL_20190510-2.1.0.0772) |
QNAP NAS TES-1885U | QES 2.1.0 (ES-SINGLE_20190711-2.1.0.0969) |
QNAP NAS TVS-1272XU-RP | QTS 4.4.1.0949 |